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それでは、さっそく見ていきましょーう!
どんなゲームなの?

ここではない場所、今とは違う時代、とある小さな王国に一人の姫がいました。
少し内気なその姫は本を読むことが大好きで、いつも城の尖塔にある図書館に篭っては様々な物語や学術の本を読み、城の外、遥かな世界を夢見ていました。
ある時、ふとしたきっかけから、姫の元に一通の手紙が届けられました。
その手紙には、熱烈な愛の言葉や、姫の美しさを称える美辞麗句が並んでいたわけではありませんでしたが、姫の心を動かすには十分な内容が書かれていました。
「私は、あなたのお噂を聞いて、遥か遠くの国からここまで旅をしてきました。よろしければ、あなたのお顔を拝し、ここにたどり着くまでの物語を献じたく思います。」
姫は意を決すると、一通の手紙をしたため、優しい女僧侶に託しました。
「次の新月の夜、城の裏庭の庭園の門の鍵を開けておきます。庭園の卓にて、わたくしにあなたの物語をお聞かせいただけますか」
ところが、この経緯を耳にしたものがいました。
城の大臣です。姫に最良の婿を迎えたいと願う彼は、どこの馬の骨とも知れぬ旅人に姫の心を奪われることを恐れ、密かに兵士達を集めて警備を命じました。
果たして、姫と旅人は、大臣と兵士の警備をかいくぐり、語らいの時間を持つことができるでしょうか。
ルールブックより抜粋
ハスナちゃん

しかし、大臣がたちはだかります!

プレイヤーは、姫陣営と大臣陣営にわかれ、それぞれの目的達成のために行動します。
姫と旅人の正体がバレてしまったり、姫が行動不能になってしまうと大臣陣営の勝利。
大臣が行動不能になったり、3ラウンドをやりすごすことができれば、姫陣営の勝利です。
遊び方〜簡単にルール説明〜

プレイヤーたちは、暗い森の中で隠れ潜んでいるのです。
なので、基本的にゲームの指示にない内容のお喋りは禁止です。
ショゴたん

そこがこの『シークレットムーン』の最大の特徴であり、面白さでもあります。
担当する人物を決定

この時、5つ数えて目つぶり、姫と旅人だけは目を開けてお互いを確認します。
クトウさん

特に大臣陣営の人は、誰が姫で誰が旅人かもわからない状態でゲームスタートになりますね。
4つの勝利条件

プレイヤーの状態には、正体が非公開の状態とバレてしまって公開されている状態、そして行動不能の状態があります。
「姫」が行動不能になってしまえばもう語らいどころではありませんので、大臣陣営の勝利です。
一方で、大臣が行動不能になってしまえば、姫陣営の勝利です。
あと、「姫」と「旅人」が両方公開状態になってしまった時も、大臣陣営の勝利となります。
また、全員が1回ずつ行動する単位を1ラウンドとした時に、3ラウンドお互いの勝利条件が満たされなかった場合も、姫陣営の勝利となります。

- 姫陣営の勝利:3ラウンド目が終了したとき。
- 姫陣営の勝利:「大臣」が行動不能になったとき。
- 大臣陣営の勝利:「姫」と「旅人」のカードが両方「公開」されたとき。
- 大臣陣営の勝利:「姫」が行動不能になったとき。
ハスナちゃん
行動順を決定

この行動順は、ランダムに配られる行動順カードの順番によって決定されます。
配られた行動順カードには順番が書かれていますので、「1」の人から順番に行動を行なっていきます。

行動は7種類

- 観察
- 質問
- 指名
- 隠れる/かばう
- 妨害
- 攻撃
- 待機
『ラブレター』を遊んだことがある人は、ピンとくる行動が多いかもしれませんね。
もう少し詳しく見てみましょう。
1,観察


こっそり見ましょう。 見たら、自分がそのプレイヤーカードを見たことがわかるように、プレイヤーチップを1枚置きます。
2,質問




「僧侶」「兵士」の場合は、「やあ、ご同輩」と言って大臣陣営のチップを受け取ります。
ハスナちゃん

ショゴたん

ショゴたん

3,指名


「姫」や「旅人」、「大臣」や「兵士」などですね。

これで「公開状態」でになってしまうわけですね。
クトウさん
4,隠れる/かばう


『ラブレター』における僧侶の効果ですが、他のプレイヤーに対しても効果を適用することができます。
5,妨害


行動順カードがなければ、そのプレイヤーは行動をすることができません。

「行動不能」になると、ゲーム終了まで一切の行動ができなくなります。
まさに身を削って、誰かの行動を無効にするわけです。
6,攻撃


正体がバレている相手を行動不能にすることができるわけですね。

7,待機


「待機」は、一度行動をパスすることで、既に捨て札となっている行動順カードから任意のものを獲得して、次のラウンドに備えることができます。
ハスナちゃん
3ラウンドで決着

クトウさん

人狼系のゲームでは会話を通して行うようなアクションの数々が、カードの効果としてセミオートで進行するようになっている、とも言えると思います。

まとめ【評価 / レビュー】

口下手でも楽しめる正体隠匿系ゲーム

口下手な人でも楽しんで正体隠匿系のゲームをプレイできることをコンセプトにしているんですね。
チーム戦ラブレター


濃密な推理ゲームを楽しみたい時にオススメのゲームです。 機会があれば、ぜひプレイしてみてくださいね。
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また別の記事でお会いしましょう!
ハスナちゃん
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スペック
タイトル | シークレットムーン |
ゲームデザイン | カナイセイジ |
イラスト | 杉浦のぼる |
発売元 | アークライト |
プレイ時間 | 10分 |
プレイ人数 | 5人,6人,7人,8人 |
内容物
- 人物カード:8枚(カードサイズ 63㎜ × 88㎜)
- 行動順カード:8枚(カードサイズ 63㎜ × 88㎜)
- 追加人物カード:1枚(カードサイズ 63㎜ × 88㎜)
- 早見表カード:8枚(カードサイズ 63㎜ × 88㎜)
- プレイヤーチップ:24枚
- 陣営チップ:9枚
- 説明書:1枚