この記事では、『ラブクラフト・レター』を取り上げさせて頂きます!
タイトルでピンとくる方も多いかもしれません。
「ラブレター」と「ラブクラフト」がタイトルに入っていますよね。
ざっくり言うと、大昔に地球を支配していた異形の神々(旧支配者)の設定や世界観を体系化したものです。
彼の作品の世界観を体系化したものがクトゥルフ神話というわけです。
体系化した方はオーガスト・ダーレスという方なのですが、クトゥルフ神話の生みの親はラヴクラフトさんって感じです。
『ラブクラフト・レター』に話を戻しましょう。
つまり、クトゥルフ神話の世界感で楽しむラブレター! ってことですね。
『ラブレター』からルールやカード効果がハードに変化しています。

この記事の内容物
正気度が下がって『ラブレター』はこうなった!
『ラブレター』との違いに触れながら、『ラブクラフト・レター』をご紹介させて頂きます。
通常カードと狂気カード
ゲームに使用するカードは24枚(+1枚)です。『ラブレター』は16枚でしたので、少し増えていますね。
『ラブクラフト・レター』の大きな特徴として、狂気カードの存在が挙げられます。
通常カードと狂気カードは、カード左上にある数字の色の違いで区別することができます。
通常カードは黄色で、狂気カードは赤です。
狂気カードって?
狂気の能力を秘めたカードのことです。
通常カードとしての効果の他に、狂気効果を持っています。
狂気効果:全てのプレイヤーの手札を奪ったのち、あなたのすきなように再配布する。
狂気効果の使用
強力な狂気効果を使用するためには条件があります。
それは、自分が既に狂気状態であることです。
狂気状態であれば、カードに記載されている通常効果と狂気効果の内、好きな方を使用することができます。
狂気状態
自分の捨て札に狂気カードが存在する場合、狂気状態となります。
自分が使いたい狂気効果のカードがあれば、それ以外の狂気カードを通常効果で一度使用し、捨て札にしておく必要があるということですね。
SAN値チェックだっ!!
強力な狂気効果を使用できる狂気状態。
もちろん、ノーリスクではありません。
狂気状態のプレイヤーは、手番(自分の順番)の開始時にSAN値チェックを行います。
やり方は簡単です。自分の捨て札に置かれている狂気カードの枚数だけ山札からカードをめくり、捨て札にします。
めくったらそのまま捨て札になります。
狂気カードなのかそうでないのかを確認するだけです。
カード効果が激しくなった『ラブレター』
脱落度大幅アップ!
オリジナルの『ラブレター』も、そこそこ脱落が発生するゲームバランスでした。
しかし、『ラブクラフト・レター』ではそれ以上にさくさく脱落していきます。
さっきまで普通だった人が突然狂気じみた状態となり、その狂気に焼かれて気がついたら自滅していなくなっている。
TCGユーザーにも遊んでみて欲しい
マジックや遊戯王、ヴァンガードといった、トレーディングカードゲームがお好きな方にも楽しんで頂けると思います。
カード効果の応酬や、山札の残りカードを推測しつつの狂気状態への移行など、戦略を考えるのが楽しいです。
ただ、運の要素が強いです。
SAN値チェックはトリガーチェックに似てるような気がするーよ。
ただ、引き当てると脱落しますから、
引け! 引け! 引け! じゃくて、引くな! 引くな! 引くな!
ですね(笑)
まとめ
『ラブクラフト・レター』、なんとなく伝わりましたでしょうか。
カード効果を戦略的に使用していく硬派な側面がありながら、脱落しまくるお祭りゲーム的な側面も併せ持ちます。
タイトル | ラブクラフト・レター |
ゲームデザイン | カナイセイジ |
イラスト | 緒方剛志 |
メーカー | アークライト |
対象年齢 | 10歳以上 |
プレイ時間 | 5~15分 |
プレイ人数 | 2人、3人、4人、5人、6人 |