『デカスレイヤー』10体のモンスターを臨機応変に立ち回り討伐!

ニャルラ
ルルイエ屋根裏堂(@Rlyeh_yaneurado)へようこそ!

この記事では、アークライトさんから発売中の『デカスレイヤー』をご紹介させて頂きます!

ニャルラ
『デカスレイヤー』は、ゲームマーケット2012年秋に「OKAZU Brand」さんから発表された『デカスロン』というゲームのアークライトリメイク版です。

『デカスロン』は、陸上10種競技を題材に扱ったゲームだったのですが、これを大幅にリメイクしたものです。

システムリメイクを担当したのは、『ラブレター』の作者カナイセイジさんです。

おお! ここでもカナイさんなんだーね!

ショゴたん

ニャルラ
ですので、以下のような豪華コラボレーションというわけです。

  • ゲームデザイン:カナイセイジ(カナイ製作所)
  • ゲーム原案:林 尚志(OKAZU Brand)
日本を代表するゲームデザイナーの組み合わせであるな。

クトウさん

ニャルラ
まさに!

そして、がっつり「ファンタジー」な世界観に生まれ変わったのがこの『デカスレイヤー』というわけです!

ニャルラ
さっそくみていきましょーう!

どんなゲームなの?

古き予言に記された「10の災厄」。

いままさに、その王国では予言が真実となろうとしていた。

恐るべき10体の怪物たちが各地に巣くい王国とその民を脅かしていたのである。

その苦境を打開すべく立ち上がったのは勇敢な戦士から知恵深き魔術師まで様々な技術を持つ荒くれたちを束ねる各地のギルドであった。

あるギルドは困窮する者たちを救うため

あるギルドは自分たちの腕試しのため

そしてあるギルドは怪物の蓄えた宝物を狙って所属する腕利きたちを怪物たちの元に派遣する。

優秀な人材を集め、怪物たちを倒し王国を救って最高の名声を得るのは果たしてどのギルドだろうか。

ルールブックより抜粋

10体のモンスターを倒す!

ニャルラ
10体のモンスターを倒すゲームですね!

しかも宝物をゲットしながら! です!

陸上10種競技をテーマにしていたリメイク前のなごりがあるのであるな。

クトウさん

ニャルラ
陸上10種競技といえば、タレントの武井壮さんで有名になりましたよね!

色々な倒し方にチャレンジ!

ニャルラ
得意分野の異なる様々なキャラクターを、適材適所で戦闘に投入したり、あえて温存していくなどのマネジメントな思考を楽しむことができます。
ただの攻撃力でのなぐり合いではないってこと?

ハスナちゃん

ニャルラ
ですね。

モンスターごとに、倒し方が決まっているのです。

ニャルラ
もちろん、プレイヤー全員がギルドからキャラクターを投入していきますので、その中で活躍させていく必要があるわけです。

遊び方〜簡単にルール説明〜

使用するキャラクター

ニャルラ
ファンタジー好きにはたまらないこの顔ぶれ。
彼らが活躍するんだーね!

ショゴたん

ニャルラ
そうなんです。

しかも、それぞれのキャラクターは、「近接」「投射」「魔法」という3種類の「タイプ」(得意分野)と「戦闘力」を持ちます。

ニャルラ
それで自分が使用していくキャラクターなんですけれど、まずはランダムに配られます。

キャラクター山札からランダムで4枚引き、プレイヤー本人(?)とも言える「ギルドマスター」というカードを加えて、初期手札は5枚です。

倒すべきモンスター

ニャルラ
常時3匹が提示されているようになっていて、上の段にいるモンスターから順番に倒していきます。

ニャルラ
見事モンスターを倒すことができれば、そのモンスターが持っていたお宝をゲットすることができます。

ニャルラ
2種類ある宝物は、その勝利に、より貢献したキャラクターを出したプレイヤーから選んで獲得します。

1枚は表向きで内容がわかるようになっていて、もう1枚は裏向きになっているので内容は受け取ってみないと分からないようになっているところが悩ましい。

ニャルラ
倒すと、下から順番に追加されていきます。

あらかじめランダムに選ばれたモンスター9体と、ラスボスのドラゴンですね。

あと大事な宝物カード

これらを、山札にして用意しておきます。

モンスターの倒し方

ニャルラ
ここがこの『デカスレイヤー』のポイントになると個人的に思っているのですが、モンスターの倒し方についてです。
ニャルラ
たとえば「DEAMON」

ニャルラ
どういうことかと言いますと。
全員一斉にキャラクターを出す

出されたキャラクターの中でも、「魔法」の戦闘タイプの戦闘力のみ有効。

プレイヤーは順番にカードを出していく

出されたキャラクターの中でも、「近接」の戦闘力のみ有効

ニャルラ
モンスター自体にHPや防御力はありません。

カードを出していけば倒すことができます。

まさに約束された勝利。

じゃぁ戦闘力の数字になんの意味があるのよ。

ハスナちゃん

ニャルラ
それは、ずばり、誰が活躍したか! です!
ニャルラ
モンスターを倒した時の貢献度と考えてください。

これも、モンスターごとに異なり、モンスター側に記載されています。

例にあげている『DEAMON』ですと

戦闘で出して有効となった数値の合計値の多いプレイヤーから、お宝をゲットできるというわけですね。

ニャルラ
その他にもたくさんのモンスター、たくさんの倒し方があります。

貢献度についても、単純に「合計数字」で競うわけではなく、出しているキャラクターカードの中で有効な最小値の中から1番大きい数字が勝つなんていうパターンもありますね。

モンスターごとに攻略方法を変えていかなきゃいけないんだーね!

ショゴたん

ニャルラ
そうなんですよ。

しかも、倒すべきモンスターは3番目までは公開されているじゃないですか。

どこで攻めに行くかが重要になっていきますね。

手札の調整

ニャルラ
戦闘後には、手札の調整があります。

手札が2枚以下になってしまった場合は3枚になるように山札から補充し、9枚を越えてしまった場合は8枚になるように捨てます。

この辺りも考慮に入れて戦略を組み立てていくとイイ感じです。

ラスボス:ドラゴン討滅後

ニャルラ
10体目であるドラゴンを倒したら得点計算です。

その時点で、1番宝物の勝利点の合計数が高いプレイヤーの勝利になります。

戦略、遊び方が多彩

効果付きお宝カード

ニャルラ
宝物カードの中には、所持しているだけで戦闘時に効果を発揮するようなタイプもあります。
伝説の剣

あなたのキャラクターカードの持つ「近接」タイプの戦闘力を+1する。

「近接」タイプの戦闘力が「−」のキャラクターカードには+1しない。

こういうのも狙って獲得していかないといけないわけね。

ハスナちゃん

選択ルール:プリンセス

追加は慣れてきたらが推奨されていますが、戦闘力比べに影響するこんな追加用カードも存在します。

プリンセス

このキャラクターカードは他のカードと組み合わせて出してもよい。

その場合、このカードは討伐の枚数制限に含まれない。

じゃじゃ馬お姫様感がハンパないのである。

クトウさん

ニャルラ
突然「+5」て。

選択ルール:ギルドカード

ニャルラ
ゲーム開始時に、プレイヤー(ギルド)ごとに特殊な能力を持たせてしまうルールです。

特定の戦闘タイプの戦闘力を「+1」するなど、ゲーム全体を通して効果を発揮し続けるシステムをゲームに追加することができます。

まとめ【評価 / レビュー】

ニャルラ
『デカスレイヤー』のゲーム内容、伝わりましたでしょうか。

登場するモンスター10体は必ず倒されます。

その過程での手際の良さ、駆け引きを楽しむゲームなのです。

ニャルラ
リメイク前のゲームが『デカスロン』という陸上10種競技をテーマにしたゲームであったためか、10種のモンスターは倒すことができることが前提、かつそのペース配分に思考の重きを置いている印象ですね。
ニャルラ
10体全てに全力で挑むのは得策ではありません。

他プレイヤーの気合いが入っていそうなら、一歩引く勇気も必要です。

ニャルラ
どこが攻め時でどこが温存時なのか、そんな意識でプレイしてみると、『デカスレイヤー』の魅力を存分に楽しめるのではないかと思います。

機会があればぜひ、遊んでみてくださいね!

ニャルラ
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました!

また別の記事でお会いしましょう!

またーね!

ショゴたん

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スペック

タイトル 『デカスレイヤー〜10の試練〜』
ゲームデザイン カナイセイジ
ゲーム原案 林 尚志
パッケージイラスト 岩本ゼロゴ
キャラクターイラスト 岩本ゼロゴ
モンスターイラスト 原友和
グラフィックデザイン TANSAN
発売元 アークライト
プレイ時間 10分以上
プレイ人数 3〜6人

内容物

  • キャラクターカード:72枚
  • 怪物カード:16枚
  • 宝物カード:24枚
  • ギルドカード:10枚
  • 遊び方説明書:1冊